(COMMUNITY DESIGN , CREATIVE DIRECTION , BRAND DEVELOPMENT)
池尻大橋エリアの文脈を引き継ぐ小規模複合施設リノベーション
東急株式会社
OHASHI KAIKAN
AUG. 2022~
(プロジェクト概要)OUTLINE
池尻大橋エリアの文脈を引き継ぐ、
クリエイターの関係性が生み出す街づくりの「起点」
カフェ・ワインバー・レストラン、ストア&スペース、シェアオフィス、ホテルレジデンス、サウナが融合した小規模複合施設
同プロジェクトは、東急電鉄株式会社を事業主として301 Inc. がパートナーに加わり進めてきた、築48年になる宿泊施設のリノベーションプロジェクト。301は、全体プロデュース、クリエイティブディレクション、プロジェクトマネジメント、コミュニティデザインを担当しました。
元の建物名である「大橋会館」という名称はそのまま引き継ぎながら、街に開き、街と外をつなぐ複合施設として生まれ変わります。池尻大橋のローカリティを重視しつつ、エリアの潜在的な魅力を可視化する新しい場所が誕生しました。
(プロジェクトのプロセス)PROCESS
自分ごと化している人の「熱量」×「人数」の最大化にフォーカスする
日本橋小舟町のカフェベーカリー Parklet を手がけた「Terrain」、日本とアメリカに拠点を構えるクリエイティブアソシエーション「CEKAI」、ヨヨギノイエや mysa hakone をデザインした「swarm」、池尻大橋近郊にあるバー LOBBY や Hone の運営も行うクリエイティブスタジオ「&Supply」、日本橋兜町 K5 のクリエイティブを手がけたグラフィックデザイナー「大西真平」、1階のレストランやギャラリー、共有スペースのデザインには元木大輔率いる「DDAA」のほか、ホテルレジデンス部分にはリレントの仕組みを推進する「unito」が参画するなど、各分野において通常とは異なるアプローチで探究するチームが集結します。
301は大橋会館プロジェクトのプロデューサーとして、小規模で文化的な集合体がユニークな場/コミュニティを生み出し、それが”起点”となって池尻大橋という街とそこで生活する人との関係性を深めていくことを目指しました。
コンセプトを決めないことで、チームの創造性を引き出す
「コンセプト(便利だけど理解の解像度を下げてしまうツール)」に逃げず、できる限り感覚的・抽象的な部分を全事業者の主要メンバーで議論する時間を捻出。チームメンバーの編成も、池尻ローカルに関わる仲間を含め、つながりと関係性の中で手間と時間を掛けて組み立てていきました。ユニークでインディペンデントでクリエイティブ、そんな池尻らしさと、301らしい丁寧な関係性のつなぎ方を目指しました。
301は、建物内外のつながりを育てていくコミュニティ・マネジメント部分で、開業後の場の営みにも関与していく予定です。
(プロジェクトの詳細)DETAILS
KEY VISUAL
OPENING PARTY
(プロジェクトメンバー)TEAM
- (01)プロジェクトオーナー
- 東急電鉄株式会社
- (02)プロデューサー / クリエイティブディレクター
- 大谷 省悟 301 inc 代表取締役/クリエイティブ・ディレクター
- (03)プロジェクトマネージャー
- 上村 直人 301 inc プロジェクトマネージャー
- (04)ディレクター
- 橋口 弘
- (05)デザイナー
- 大西 真平
- (06)フォトグラファー
- Yoshiki Saitoh